外から帰ってメイクを落とすタイミングは、肌のコンディションに大きな影響を与えます。
今回はメイクを落とすタイミングで気をつけたいことについてお話しします。
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女性はいつメイクを落としているか
マイナビウーマンが2015年に行った調査によると、メイクを落とすタイミングは、入浴中が54パーセント、入浴前が24パーセント、帰ってすぐが19.5パーセント、寝る前が2.5パーセントでした。
帰ってすぐのメイク落としで気をつけたいこと
メイクによって肌にのっている化粧品の油分は、つけてから6~7時間で酸化して過酸化脂質という物質に変わり、肌の老化の原因になります。
肌への負担を軽くするためには、帰宅してなるべく早いタイミングでメイクを落とすのが望ましいといえます。
ただ帰宅直後は毛穴が閉じていて、化粧が落ちにくい状態ですが、だからといって強くこすったりすると肌にダメージを与えてしまいます。
蒸しタオルやフェイス用のスチーマーで毛穴を開いてからメイク落としをするのがいいでしょう。
また帰宅してすぐにメイクを落としたあとに、お風呂でもう一度顔を洗うと、必要以上に皮脂が失われ、肌のトラブルの原因になってしまいます。
その意味では帰宅してからすぐお風呂に入ってクレンジングするのが理想的といえます。
帰宅してすぐ入浴するのが難しいという人は、メイクを落としてからオイルや化粧水を塗って保湿をしておくようにしましょう。
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入浴前のメイクを落としで気をつけたいこと
上記調査によると4分の1近い人が入浴前にメイクを落としています。
お風呂に入る前にメイクを落とすと、お風呂上がりの保湿ケアまでに時間が開いてしまうために、入浴中に肌から水分が失われてしまい、乾燥肌を起こしやすくなります。
また、クレンジングによって汚れといっしょに皮脂膜が取れている状態でシャンプ―をすると、シャンプーの刺激で肌に負担がかかってしまいます。
どうしても入浴中にメイクを落としたいという人は、オイルや化粧水で保湿ケアをしてから入浴するようにしてください。
入浴中のメイク落としで気をつけたいこと
上記調査で5割以上の人がやっていると答えた入浴中のメイク落としにも注意が必要です。
入浴中は湯船の中で毛穴を開かせて肌をゆるめてから、毛穴の奥まできれいに汚れが落とせるので、メイク落としに最も適したタイミングといえます。
そのあとに行う保湿ケアも毛穴の奥まで潤い成分を浸透させやすいというメリットもあります。
ただお風呂で最初にメイクを落としてしまうと、お風呂上りにスキンケアをするまでの間に時間ができてしまうため、体や髪を洗っている間に水分が失われ、肌が乾燥してしまう可能性があります。
肌を乾燥させないためには、髪と体を洗ってからクレンジングをするのがいいでしょう。
また目元や口元のポイントメイクはほかの場所よりもメイクが落ちにくいので、入浴前に専用のリムーバーで落としておくことが望ましいです。
メイク落としはタイミングによってやり方がちがう
メイクを落とすタイミングは人それぞれの事情によって変わります。
それぞれのタイミングのメリットデメリットを抑えたうえで、肌に負担のかからないやりかたをするよう気をつけたいものです。