さっと拭き取るだけでメイクが落とせるシートタイプのメイク落としは忙しい時や疲れている時にとても便利です。
一方で使い方によっては肌に大きな負担をかけることもあります。
今回はメイク落としシートを使うときに気をつけたいポイントについてお話しします。
Contents
メイク落としシートのメリット
短時間でクレンジングできる
通常のメイク落としの場合クレンジング剤を顔につけて馴染ませてからメイクといっしょに落とすという手順を踏まなければなりません。
メイク落としシートならシートで顔をぬぐうだけで済みます。
残業で遅くなった時や育児で手が離せないときなど、時間に余裕がない時にとても助かります。
外出中でも使える
メイク落としシートは手軽に持ち運べるので、出張などで外にいる時でもクレンジングができます。
スポンサードリンク
一定の場所だけメイクが落とせる
マスカラやアイラインを重ねづけした目元や、口紅を濃く塗った口元など、特定の場所のメイクだけを落とすことができます。
ポイントメイクだけシートを使い、あとはミルクタイプのクレンジング剤を使うといった使い分けもしやすいです。
メイク落としシートのデメリット
界面活性剤やアルコールが多く含まれている
界面活性剤は油と水を混ぜ合わせる働きのある成分で、どのクレンジング剤にも含まれています。
アルコールもメイクを落とすときに有効な成分です。
メイク落としシートは、より簡単にメイクが落とせるように界面活性剤やアルコールが多めに含まれています。
このため肌への刺激が強く、使い続けると乾燥や肌荒れを起こしやすくなります。
摩擦による刺激が大きい
シートで拭き取るときにはどうしても肌をこすってしまいます。
とくに目元などしっかりメイクをしている場所は、力を入れて何度もこすってしまいがちです。
摩擦の負担によって、肌を傷めたり毛穴が詰まったりするリスクが出てきます。
雑菌が繁殖しやすい
水分を含んだシートが重ねてパッケージされているため、封を開け閉めして何度も使っているうちに雑菌が繁殖しやすくなります。
それを防ぐために防腐剤などが含まれている場合には、その成分が肌を刺激します。
メイク落としシートを使うときのポイント
ケチらずに使う
いちど拭き取って化粧品がついているシートを何度も使うと、肌に汚れが広がってしまいます。
シートはケチらずに拭き取る場所ごとに新しいシートを使うようにしましょう。
メイクの濃い場所から拭き取る
濃い場所と薄い場所を同時に拭き取ると、どうしても濃い場所のメイクが残ってしまいがちになります。
目元や口元などメイクが濃い目の場所から拭き取ってから他の場所を拭くようにしましょう。
強くこすらない
肌に負担をかけないように、なるべくやさしく拭き取るようにします。
とくに目元は皮膚が薄いわりにメイクが濃くなる場所なので、まずシートを数十秒間目元に当て、クレンジング剤を馴染ませてから拭き取るようにします。
拭いた後ぬるま湯で洗う
化粧を拭き取った後は、ぬるま湯で洗って肌に残っている界面活性剤やアルコールがをきれいに取り除きます。
洗浄不要と書かれている製品であっても、なるべく顔を洗うことをおすすめします。
仕上げに保湿ケアを行う
メイク落としシートは、洗浄力が強く摩擦による負担もかかるので、肌が乾燥しがちになります。
仕上げにきちんと保湿ケアをするようにしましょう。
シートによるメイクの落とし方には注意が必要
メイク落としシートは簡単にクレンジングができるからと、毎日使い続けると肌のトラブルを起こしやすくなります。
忙しい時や外出中などにどうしても使いたい場合は、肌に負担をかけないように注意して使うようにしてください。